富国生命保険は2026年度、部長級の年収を平均で約15%増となる250万円程度引き上げる。上位管理職の報酬を大きく引き上げることで、若手を含む社員全体の仕事に対する挑戦意欲を高める仕組みづくりを狙う。

広報担当者が12日、明らかにした。対象となる部長級の社員は37人。平均年齢は56歳だ。月額6万円を上限とするベースアップを行い、残りは賞与として支給する。

生保業界では第一生命ホールディングスが今年4月の大卒新卒者の初任給を35万4000円に上げるなどして、若手人材の確保を進めている。人材獲得競争が激しくなる中、部長級の報酬を大きく引き上げることで社員に継続して働くための意欲を引き出す今回のような取り組みは珍しい。

富国生命の広報担当者は、入社後の成長や成果に対して活躍の場が広がるとともに、報酬が伸びていくことが重要だと考えていると説明した。

部長級以外の総合職は月額1万円を下限とするベースアップを行う。「総合職」と地域を限定して働く「エリア職」の内務社員は合計約3000人で、内務社員全体では平均5.1%の賃上げを行う。約9400人が在籍する営業職員は平均5.3%引き上げる。全体で人件費は25億円増加する。初任給は据え置く。

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