今年は記録的な値上げの年となりましたが、来年値上げされる食品は7100品目以上に上り、値上げラッシュは来年も当面続く見通しです。

帝国データバンクによりますと、今年の主要飲食料品メーカーの値上げは2万品目あまり、値上げ率は平均14%に上り、過去30年間で類を見ない記録的な値上げの年となりました。

一方、来年の1月から4月までに値上げされる食品はすでに7100品目あまりに上り、今年の同じ時期の1.5倍以上に上っています。

品目別では、▼冷凍食品や麺製品などの加工食品が最も多く、▼輸入ワインなどの酒類・飲料、▼醤油やドレッシングなどが続き、値上げ率は平均18%に達するということです。

帝国データバンクでは円安などによるコスト上昇分を十分価格に転嫁できておらず、値上げは長期化すると分析しています。