米アルファベットは大型起債の一環として、異例となる100年債の発行を計画している。テクノロジー企業による超長期債の発行はITブームだった1990年代後半以来。

関係者によると、同社は英ポンド建て社債5本の一環として100年債の発行を予定している。今回の起債はアルファベットにとって初のポンド建て社債となり、早ければ10日にも条件が決まる可能性があると公開情報だとして匿名を条件に語った。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、テクノロジー企業による超長期の社債発行は1997年にモトローラが同様の債券を発行して以来。100年債の発行体は政府や大学などが中心で、事業モデルが時代遅れになる、あるいは技術が陳腐化するといったリスクがある企業による起債は極めてまれだ。

英ポンド市場は、英国の年金基金や保険会社からの強い需要に支えられ、長期資金を調達したい発行体にとって長らく有力な市場となってきた。

それでも、政府系発行体を除けば、これまでにポンド建てで100年債を発行したのは、フランス電力公社、英オックスフォード大学、英医療慈善財団のウェルカム・トラストに限られる。ブルームバーグがデータを分析した。

これらの債券はいずれも2021年に発行された。ブルームバーグの指数によると、ポンド建て投資適格債の利回りは同年に過去最低水準を記録した。

アルファベットは今回、ドル建て債7本の発行で約150億ドル(約2兆3300億円)の調達を目指している。関係者によると、英ポンドに加え、スイス・フラン建ての起債も視野に入れている。

アルファベットが前回、米社債市場で資金調達を行ったのは昨年11月で、その際に50年債も発行した。ブルームバーグのデータによれば、これは昨年、テクノロジー企業が発行する米ドル建ての社債としては最長の年限だった。

原題:Alphabet Plans Tech’s First 100-Year Bond Since the Dot-Com Era(抜粋)

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