(ブルームバーグ):2025年12月の米求人件数は予想外に前月から減少し、2020年以来の少なさだった。レイオフが増加し、労働力需要が失速している新たな兆候となった。
11月は693万件に下方修正された。
求人の減少は専門・ビジネスサービス、小売りで特に顕著となった。レイオフは運輸・倉庫での人員削減拡大に押し上げられた。採用の件数も増加したが、依然抑制された水準にある。
企業は労働力人口や経済活動を見極めつつ、採用では選択を厳しくする状況が続いている。失業者数は求人件数をわずかに上回り、賃金の伸びはインフレ圧力を引き起こしていないとする連邦準備制度理事会(FRB)の認識を裏付けた。
失業者1人当たりの求人件数は12月に0.9件だった。ピークは2022年の2件。FRB当局者は労働需給のバランスを示す目安として、この数値に注目している。
自発的離職者の割合である離職率は、前月から横ばい。新型コロナ禍後の最低水準に近い。
労働省が公表するこの雇用動態調査(JOLTS)は、低い回答率や大幅な修正などを理由に信頼性を疑問視するエコノミストもいる。求人情報サイトのインディードが日次でまとめる類似の指数では、求人数は12月に増加している。
今回の統計は当初は3日に発表される予定だったが、政府機関の一部閉鎖により延期されていた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Job Openings Drop to Lowest Since 2020, Layoffs Edge Up (2)(抜粋)
(統計の詳細と背景、チャートを加えます)
--取材協力:Augusta Saraiva、Molly Smith.
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