3日の米株式市場で小売り大手ウォルマートの株価が上昇。同社の時価総額は初めて1兆ドル(約155兆6900億円)を超えた。これまで大手ハイテク企業が中心だった1兆ドル企業の一角に加わった。

ブルームバーグのデータによれば、ウォルマートの株価はニューヨーク時間午前9時45分時点で1.6%上昇し、日中最高値の126ドルを付け、時価総額は1兆ドル強となった。年初来では12%高と、S&P500種株価指数の同1.9%上昇を上回る。

ウォルマートは会社規模の大きさと、サプライヤー網を生かし、低価格を維持してあらゆる所得層の顧客を取り込んできた。価格重視の世帯への訴求力を維持しつつ、オンライン販売では便利さを求める富裕層の新規顧客もつかんでいる。

ここ最近の人工知能(AI)への投資も株価上昇に寄与した。ウォルマートは業務にAIを導入し、スケジュールやサプライチェーンの管理に至るまで作業全般で効率を上げている。

S&P500種生活必需品株指数の構成銘柄で、ウォルマートは時価総額最大企業で、コストコホールセールやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、コカ・コーラが続く。

アナリストの評価は今のところ総じて強気のようだ。ブルームバーグによると、ウォルマートの株式を「買い」相当と判断するアナリストは47人。「ホールド」は3人、「売り」は1人。ただ、この先の上昇余地について、一部の市場関係者は疑問視している。12カ月の平均株価目標は124.37ドルと、2日の終値水準に近く、予想株価収益率(PER)は42倍強と過去最高付近にある。

 

原題:Walmart Joins $1 Trillion Club as Tech, Frugal Buyers Fuel Gains

(抜粋)

--取材協力:Janet Freund.

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