(ブルームバーグ):米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は1日、同社が提案している米OpenAIへの最大1000億ドル(約15兆5000億円)の投資は確約ではないと述べ、資金提供は段階を追って検討していくとの考えを示した。
フアン氏は台北で、「決して確約ではなかった」と記者団に語った。「最大1000億ドルまで投資してほしいと伝えられた。もちろん、声をかけてもらったことを非常にうれしく、光栄に思っているが、投資は一歩ずつ進めていく」と語った。
エヌビディアは昨年9月に締結した基本合意の一環として、新たなデータセンターやその他の人工知能(AI)インフラを支援するため、対話型AI「ChatGPT」を開発したOpenAIに最大1000億ドルを投資する計画だとしていた。
この取引は、エヌビディアの先端半導体を搭載し、AIモデルの学習や展開に用いる少なくとも10ギガワットの電力容量を持つデータセンターの建設をOpenAIが進めるのを支援する狙いだった。10ギガワットはニューヨーク市のピーク電力需要に相当する。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先月30日、9月に発表されたこの投資計画について、エヌビディア社内の一部で懸念が示されたことを受け、停滞していると報じた。
フアン氏は1月31日、「われわれは巨額の資金を投じる」と記者団に述べていた。「私はOpenAIを信じている。彼らの仕事は驚異的だ。われわれの時代で最も影響力のある企業の1社だ」とし、どの程度拠出するかの具体額には言及しなかったが、投資規模は「巨大だ」と説明。
一方で、OpenAIが現在進めている資金調達ラウンドにおけるエヌビディアの出資額は1000億ドルには近づかないとも付け加えた。
原題:OpenAI Investment Was ‘Never A Commitment,’ Nvidia’s Huang Says(抜粋)
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