米連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事は、トランプ米大統領が次期FRB議長に指名する意向を表明したウォーシュ元FRB理事について、連邦公開市場委員会(FOMC)を率いる上で、非常に高い説得力を発揮するとの見方を示した。

マイラン氏は30日、経済専門局CNBCとのインタビューで「ウォーシュ氏は自身の主張について人々を説得してきた長い経歴がある。その結果、多大な敬意を持って受け止められることになるだろう」と発言。「人々は同氏が非常に説得力のある人物だとわかるだろう。結局のところ、彼の見解の多くは正しいと私は考える。すなわち金利は低い方が望ましいという点だ」と述べた。

マイラン氏は今週開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、0.25ポイントの利下げを主張し、金利据え置きの決定に反対票を投じた。同氏はその理由について、基調的なインフレが当局目標の2%に近づいているとの判断に基づくものだと説明。

「目標を上回っているインフレのほぼ全ては、インフレの測定方法における2つの特殊要因によるものだ」とし、住宅関連項目やポートフォリオ運用手数料がインフレ指標に反映される際の技術的な問題を指摘した。

その上で、この2つの要因の影響に言及し、「これは本当のインフレではない。フェイク(偽)のインフレだ」と同氏は述べ、「これらを調整し、住宅を除いた市場ベースのコア指標を見ると、上昇率は2.2%だ。目標値の誤差の範囲内だ。従って、インフレの問題は存在しない」と続けた。

FRBが重視する個人消費支出(PCE)コア価格指数は、3%で昨年末を終えたと、一部のエコノミストはみている。FRB当局者の大半は、インフレ率をさらに低下させるため、金利を当面据え置くべきだと判断している。

トランプ大統領に指名され、昨年9月にFRB入りしたマイラン氏は、政権が自身のポストを使って、ウォーシュ氏をFRB理事会に送り込む考えだとの見方を示した。

「空いているのはこれだけだ」と同氏は自身の理事ポストについて発言。「一つ確かなことは、後任が承認されるまで、私は現職にとどまるということだ。現時点では、恐らく議長指名を受けたウォーシュ氏ということになるだろう」と語った。

マイラン氏の任期は1月31日に満了するが、上院が後任候補を承認するまで、職務にとどまる資格がある。

原題:Fed’s Miran Sees Warsh as Persuasive, Respected New Chair(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します)

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