ドイツのインフレは1月にやや加速した。これに先だって発表された昨年10-12月(第4四半期)の同国の国内総生産(GDP)は、市場で見込まれていた以上の拡大を果たした。

ドイツ連邦統計庁が30日発表した1月の消費者物価指数(CPI、EU基準)上昇率は前年同月比2.1%だった。前月は2%。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想も2%だった。

 

来週には、欧州中央銀行(ECB)が今年初めての政策会合を開く。政策委員らは金融政策が「適切な位置」にとどまるとしているが、会合ではユーロ圏経済の予想以上の堅調や、最近のユーロ上昇が議論されることは確実だ。

貿易やロシアのウクライナ侵攻を巡る不透明性は依然強いにもかかわらず、ユーロ圏のインフレ率は2%に落ち着きつつある。ECBが30日朝方に発表した向こう1年の消費者のインフレ期待は、前月から変わらなかった。一方、10-12月の経済成長率はユーロ圏全体、ドイツ、イタリア、スペインが予想を上回った。

こうした背景から、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は最近のインタビューで、ECBが近く金利を変更する理由はないと述べ、長期的な予測を立てるのは難しいと付け加えた。

それでもエコノミストの多くは、少なくとも2027年末までECBは現在の金利水準を維持すると確信。年内の利上げを見込む声は一段と後退している。

原題:German Inflation Edges Above 2% Before First ECB Meeting of 2026(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、市倉はるみ、Joel Rinneby.

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