(ブルームバーグ):台湾経済は2025年、人工知能(AI)システム開発に必要なテクノロジー製品への旺盛な需要に支えられ、15年ぶりの高成長を遂げた。
行政院主計総処(統計局などに相当)が30日発表した昨年の域内総生産(GDP)は前年比8.63%増加。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査の予想中央値(7.5%増)を上回った。
25年10-12月(第4四半期)GDPは前年同期比12.68%増と、1987年以来の高成長を記録。予想は8.75%増だった。
AI関連投資は今年も台湾経済の好調を支えると見込まれており、複数の金融機関が2026年の成長率予測を台湾中央銀行の3.67%を上回る水準に引き上げた。ゴールドマン・サックス・グループも最近、予想を従来の4.4%から5.1%に上方修正した。
世界的なAIブームの持続性を確信する動きとして、台湾積体電路製造(TSMC)は今月、26年の設備投資額を最大560億ドル(約8兆6200億円)とする方針を明らかにした。これは市場の想定を上回る水準だ。
アジアで最も時価総額の大きい企業であるTSMCは、今年の売上高が30%近く増加すると見込んでおり、アナリストの平均予想より強気な見方をしている。
台湾の輸出は25年に過去最大を更新。台湾の得意分野である先端半導体など輸出の6割余りは、トランプ米政権が幅広い重要製品の輸入を対象に調査を進める中で、米国の関税が免除されている。
台湾の対米貿易黒字も昨年、過去最大に拡大。年間の対米黒字は1501億ドルと、前年(647億ドル)の倍以上となった。
原題:Taiwan Economy Grows at Fastest Quarterly Pace Since 1987 on AI(抜粋)
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