欧州連合(EU)は大手ハイテク企業への規制強化の一環として、米アルファベット傘下のグーグルに対し、基本ソフト(OS)Android上で利用される他社の人工知能(AI)検索アシスタントが直面している技術的な制約を取り除くよう求めた。期限は6カ月。

EUの監督当局は、デジタル市場法(DMA)に基づき、グーグルが競合するAIソフトウエアとの相互運用性を確保する義務を順守しているかどうかに加え、競合の検索エンジンに対して公正な条件で実用性のある検索データを提供しているかを審査するとした。

今回の発表は正式な調査には至っていないものの、EUはライバル企業がAndroidや実用性のある検索データにアクセスできるよう、グーグルにサービス設計の見直しを迫る狙いがある。EU当局は期限内に是正できなければ、将来的な制裁に直面する可能性があると警告した。

欧州委員会のリベラ上級副委員長は声明で、「今回の手続きは、デジタル市場法に基づく相互運用性およびオンライン検索データ共有の義務を、グーグルがどのように順守すべきかをより詳しく説明することで、同社を支援することを目的としている」と述べた。

グーグルの競争法担当上級顧問、クレア・ケリー氏は、同社として追加的な規制は「消費者の利益ではなく、競合他社の不満に起因することが多く、利用者のプライバシーやセキュリティ、イノベーションを損なうことを懸念している」と語った。

原題:Google Android Told by EU to Open Up to Rival AI Systems (1)

(抜粋)

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