米ミネソタ州知事選に立候補していた共和党のクリス・マデル氏が、同党は勝てないとして選挙戦から撤退した。マデル氏は、週末にミネアポリスで2人目の死者を出した連邦政府による移民取り締まりを「紛れもない大惨事だ」と非難した。

マデル氏は26日、SNSに投稿した動画で「私は、共和党が州民に対して表明した報復的な方針を支持することはできない。また、そのようなことを行う政党の一員であるとも考えられない」と述べた。

1月24日にミネアポリスで連邦当局の職員が発砲し、米国市民が死亡した事件を受け、党派を超えて反発の声が広がっている。事件では、集中治療室(ICU)の看護師アレックス・プレッティさんが連邦当局の職員に射殺された。政権当局者はプレッティさんを暴力的な扇動者と描写したが、現場映像はその主張と食い違っていた。マデル氏はこれまで、今月初めにレネー・グッドさんを射殺した別の連邦職員を法的に支援しており、今回の発言は立場を大きく転換するものだ。

マデル氏は動画で、米移民・関税執行局(ICE)について「同局は、国境警備隊員の署名だけで発行できる民事令状を使い、住宅への強制捜索を行う権限を職員に与えている。それは違憲であり、間違っている」と批判。 さらに、「政治的対立者に対して刑事捜査を武器化することは、誰が政権を握っていようと違憲だ」とも述べた。

マデル氏はミネソタ州のウォルズ知事の後任を目指して出馬した複数の共和党候補の1人で、マイピロー創業者のマイク・リンデル氏が共和党候補指名の獲得を目指すと表明している。民主党のクロブシャー上院議員も出馬に向けた書類を提出している。

原題:Minnesota Republican Quits Governor Race, Says GOP Can’t Win (1)(抜粋)

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