26日朝の東京外国為替市場で円は対ドルで154円台前半で推移。高市早苗首相の発言を受けて円が一段高となっている。債券相場は円高を受けて上昇が予想されている。

高市首相は25日、フジテレビの報道番組で長期金利上昇を含む足元の市場の動きについて、「投機的な動きや非常に異常な動きには日本政府として打つべき手はしっかり打っていく」と語った。週明けの円は一時154円20銭台まで上昇している。

23日の米国市場では、市場関係者によるとニューヨーク連銀が主要銀行に対して参考となる為替レートの提示を求めるレートチェックを実施、円は155円63銭まで上昇して昨年8月以来の大幅な上昇(1.75%)を記録した。

SBI FXトレードの上田真理人取締役は、当局に対して「あえて立ち向かう必要はない。今週はさすがに円を売るのは難しい」と話す。円高の背景として「当局が口先介入のギアが一段と上げていることに加え、米国が協調態勢を示していることが一番大きい」と指摘。消費減税による財政悪化懸念から「円はじわじわと売られていくとみているが、足元ではドルの上値は相当重い」と語った。

債券

債券は円高を支えに上昇が予想されている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、日本銀行の植田和男総裁の会見がハト派的だったことや、円高により利上げ期待が後退するとの思惑が債券の支えになると指摘する。ただ、米国が「次は日銀が利上げを行う番だとみている可能性もあり、単純に円高で買いとは言いづらい面もある」と述べた。

先物夜間取引で中心限月3月物は23日の日中取引終値比22銭高の131円58銭で終えた。鶴田氏の新発10年債利回りの予想レンジは2.225-2.255%(23日は2.255%で終了)、先物3月物は131円35銭-131円65銭。

CT5年債入札

  • 発行予定額は3000億円程度、利回り競争入札によるダッチ方式で応札は0.1bp刻み
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジスト
    • やや低調ないし無難な結果を予想
    • 政局の不透明感や財政悪化懸念の強まりが逆風
    • 金利水準の高さや高いボラティリティー下でもCT債の割安化が進んでいない点はポジティブで、一定の需要を喚起
  • 日本債券: 5年クライメート・トランジション利付国債の過去の入札結

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