26日の日本市場では円安阻止に対する日米通貨当局の姿勢がテーマとなり、円は上振れ株価は下がる展開となりそうだ。先週一時急落した円債には値ごろ感や円高に伴う買い戻しが入りそうだ。

外国為替市場では23日の日本時間夕方から米国時間にかけて円が急騰する局面が見られた。市場関係者によると、米国で通貨当局が為替の取引レートを問い合わせるレートチェックを実施し、市場介入への警戒感が高まった。週明けの東京市場でも介入警戒感から円は底堅い展開となりそうだ。

円急騰を受けて外需企業の円建ての収益が減少するとの懸念から、株式市場では外需関連を中心に下押し圧力がかかる。ただ、円買い介入に対する警戒感は既に出ていたことから、追加的な株価押し下げ効果は限られる可能性もある。また、決算発表が本格化するため、今後の焦点は個別企業の業績に移りやすい。26日の取引終了後には人工知能(AI)とロボティクスを融合するフィジカルAI銘柄として期待の高まるファナックが決算を発表する。

債券は株安や先週の急落後の値ごろ感からやや買われやすくなりそうだ。同時に来月8日の衆議院選挙後の財政拡張に対する警戒感はくすぶり続けている。また、日本銀行が4-6月期に利上げするとの見方が徐々に強まっている。金融市場では23日の金融政策決定会合後に6月までの利上げの織り込みが100%近くまで進んでいる。

金価格は初めて1オンス=5000ドル台に乗せた。ドルは対ユーロやスイスフランでも値下がりしている。

(注:表中の終値は米国時間終値。円相場は対米ドル、前営業日比は円の対ドル変化率。米10年金利の前営業日比は変化幅(単位:%ポイント)。日経平均の前営業日比はシカゴ・マーカンタイル取引所清算値と大阪取引所清算値との比較。シカゴ取引所が休場の場合は大阪取引所の前日清算値と最終取引値の比較。金は1トロイオンス当たりのドル建て価格)

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