米ゼネラル・モーターズ(GM)は2028年から、現在中国で生産している小型のスポーツ多目的車(SUV)「ビュイック・エンビジョン」の新型モデルを米カンザス州の工場で生産する計画だ。米国で販売される自動車の生産を国内回帰させるよう、自動車メーカー各社がトランプ政権から圧力を受けていることの表れとなる。

GMはまた、同工場で生産している完全電動の電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」の生産を約1年半後に終了する見込みと発表した。

この動きはトランプ大統領が掲げる政策に対応したものだ。関税政策によって中国からの自動車輸入コストが上昇する中、EVに対する7500ドル(約119万円)の税額控除が廃止されたことで、EV購入に対するハードルは高まっている。

GMの広報担当者によると、ボルトはカンザス州カンザスシティのフェアファックス工場で、中国のEV用電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)製のバッテリーを使って製造されている。販売が好調なら継続を検討する可能性もあるが、現時点では同工場でガソリン車の「エンビジョン」と「エクイノックス」のみを生産する予定だ。なお、メキシコ製の車両および部品に対する関税措置への対応として、GMはエクイノックスを27年から同工場で生産することを決定済みだ。

エクイノックスは、GMの米国における販売台数で第3位のモデルだ。昨年のエンビジョンの販売台数は、米中貿易対立の影響もあり、4万2000台と前年比11%減だった。

原題:GM to Relocate Chinese Buick Model to Kansas, Likely End Bolt EV(抜粋)

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