ニュージーランド(NZ)の2025年10-12月(第4四半期)の消費者物価指数(CPI)上昇率は、NZ準備銀行(中央銀行)の目標レンジである1-3%を上回った。景気回復による物価上昇圧力が続いており、今年後半の利上げリスクが高まっている。

NZ統計局の23日の発表によると、CPIは前年同期比3.1%上昇し、7-9月(第3四半期)の3%から加速。エコノミスト予想は3%だった。前期比では0.6%上昇し、予想の0.5%を上回った。

 

NZ中銀はインフレ率が年内に2%に向け鈍化するとの見通しを示しているものの、今回の高い数値は、金融緩和の終了がほぼ確実であることを裏付け、年内に利上げが必要になる可能性を示唆している。

投資家の間では、9月までに利上げが実施される可能性が高いとの見方が広がっているが、大半のエコノミストは政策金利が27年まで据え置かれると予想している。

NZ中銀は昨年11月、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を2.25%に引き下げ、緩和サイクルがほぼ完了したと示唆していた。需要回復が進む中で、経済のスラック(需給の緩み)が今後の物価圧力を吸収するとしている。

11月の会合以降、金融市場では利上げ観測が強まり、一部の銀行が住宅ローン金利を引き上げた。ブレマン総裁は12月、投資家の利上げ予想に反論し、OCRは当面の間、据え置かれるとの見通しを示した。

原題:New Zealand Inflation Pushes Above RBNZ 1-3% Target Band (2)(抜粋)

--取材協力:Matthew Burgess.

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