(ブルームバーグ):米連邦通信委員会(FCC)は21日、選挙に出馬している政治家らを招くトーク番組や深夜番組について、対立候補に同等の放送時間や扱いを与えるよう放送事業者に求めた。政治的な偏りが強いとされるテレビ放送のあり方を是正する狙いがある。
FCCメディア局は、トーク番組が同委の均等時間規定の適用除外となる「正当な」ニュース番組に該当しないと説明した。同規定は、ニュース以外の番組に候補者が出演した場合、その対立候補が放送時間と放送枠を含め、同等の扱いを受けられるよう定めている。
「ザ・ビュー」「ジミー・キンメル・ライブ!」「レイト・ショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」といったテレビのトーク番組は、民主党の候補者を招くことが多い。昨年11月の大統領選を前に、ハリス副大統領(当時)が「サタデー・ナイト・ライブ」に短時間の特別出演をした後、NBCは対立候補のドナルド・トランプ氏に対し、広告枠という形で同等の時間を提供した。
トランプ氏から指名を受けたFCCのカー委員長は、同氏を中傷したり、左派寄りの主張を過度に取り上げたりしているとみなされる報道に対して厳しい姿勢を取ってきた。カー委員長は、保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件に関する司会者の発言を受けて「ジミー・キンメル・ライブ!」を放送中止にしなかったとして、ウォルト・ディズニー系列局の放送免許停止をちらつかせた経緯がある。
今回の指針は、2006年にFCCが下した判断を明確化する狙いがある。当時、「ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」のインタビュー部分は正当なニュースに当たるとされ、均等時間の規定は適用されなかった。FCCは、この決定があらゆるトーク番組に広く適用されると解釈すべきではないと主張している。
同委は声明で、「FCCは、現在放送中のいかなる深夜や昼間のトーク番組についても、インタビュー部分が正当なニュースとして規則の適用除外に当たることを示す証拠を確認できていない」と指摘。「例えば党派的な意図に基づく番組は、適用除外を受ける資格がない」と強調した。
原題:FCC Cracks Down on Talk Shows Hosting Partisan Candidates (1)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.