動画配信サービスの米Netflixは、ソニーグループの映画作品について、劇場公開とペイ・パー・ビュー(PPV)配信後の世界向けストリーミング配信権を取得した。

15日に発表された複数年契約は、両社が2021年に結んだ提携を拡大する内容だ。21年の契約でNetflixは、劇場公開とPPV配信後の米国とドイツ、アジアの一部地域でのストリーミング配信権を得ていた。

両社の共同声明によると、権利上の問題が解消された地域から順に配信が始まり、29年初めまでに世界展開を完了する見込みだ。今回の契約の一環として、Netflixはソニーのライブラリーにある映画やテレビシリーズのライセンス取得も可能になる。「スパイダーマン」や「ジュマンジ」といった人気シリーズも含まれる。

事情に詳しい匿名の関係者によれば、32年までの同契約の規模は約70億ドル(約1兆1100億円)だという。

今回の合意により、Netflixの劇場公開作品のラインアップは強化される。さらに、同社がワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のスタジオ事業買収に成功すれば、作品群は一段と拡充される見込みだ。Netflixは、ワーナー・ブラザースを巡り、パラマウント・スカイダンスと買収合戦を繰り広げている。

Netflixは24年、コムキャスト子会社のNBCユニバーサルとの契約を拡大し、実写映画のストリーミング配信権を取得した。従来はドリームワークス・アニメーション、イルミネーション両部門のアニメ作品のみだった。

当時の発表によると、ユニバーサル・ピクチャーズとフォーカス・フィーチャーズの実写映画は27年以降、劇場公開後「8カ月以内」にNetflixでストリーミング配信される予定。「ワイルド・スピード」や「ジュラシック・パーク」などのシリーズ作品も含まれる。

原題:Netflix to Stream Sony Films Globally After Debut in Cinemas (1)(抜粋)

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