ロシアの2025年通年の石油・ガス収入が過去5年で最低の水準に落ち込んだ。原油安とガス輸出の減少が響いた。ウクライナでの戦争費用を賄う上で、石油・ガス業界からの収入は重要な部分を占めている。

ロシア財務省が15日発表したところによると、25年の石油・ガス関連の税収は総額8兆4800億ルーブル(約17兆2000億円)だった。前年比で24%減少し、21年以降で最も少なかった。

 

世界トップ3に入る石油生産国で、世界最大の天然ガス埋蔵量を有するロシアは、石油・ガス業界からの税収に対する依存度が大きい。だが、世界的な原油安とルーブル高、ロシア産エネルギーに対する制裁などを背景に重要な財源が大きく縮小し、計画を大幅に上回る軍事支出を続ける同国政府には財政圧力が強まっている。

歳入と歳出の拡大する格差を埋めるため、同国政府は経済的な衝撃に備えて蓄えていた「国民福祉基金」の資金を利用している。だが、基金の資金は既に半分以上が取り崩され、政府は長年の返済期間を要する高コストの借り入れに踏み切らざるを得なくなっている。

ブルームバーグの試算によると、石油関連収入は前年比で22%余り減少し、23年以降最低の7兆1300億ルーブル。ロシア財務省が今回発表した公式データに従うと、同国の代表的な油種であるウラル原油の税務基準の25年平均価格は1バレル=57.65ドルで、前年比で15%下落した。

原題:Russia Oil and Gas Revenue Dives to Five-Year Low in Budget Hit(抜粋)

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