イランで続く反政府デモで、これまでに2500人を超える人が死亡したとみられています。こうした中、アメリカのトランプ大統領はデモ参加者に対し、「抗議を続けて、国家機関を乗っ取れ!」と呼びかけました。

アメリカ トランプ大統領
「イランの愛国者たちよ、抗議を続け、可能であれば国家機関を乗っ取りなさい」

トランプ大統領は13日、ミシガン州で演説し、このように述べました。演説に先立ち、SNSでも同様の内容を投稿していて、デモ継続を呼びかけています。

アメリカに拠点を置く人権団体によりますと、デモではこれまでに参加者と治安当局の双方あわせて2500人以上が死亡したということです。

トランプ氏は11日には「イランの指導部から電話があった。彼らは交渉を望んでいる」と話していましたが、演説では「イラン当局者との全ての会合を中止した」と述べました。

アメリカ トランプ大統領
「イラン当局者との会合は、デモ参加者に対する無分別な殺害が止まるまですべてキャンセルした。デモ参加者に伝える、『支援は向かっている』」

トランプ氏は「支援」の具体的な内容は説明していませんが、イランへの軍事介入も排除しない姿勢を示しています。

こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ政権のウィットコフ特使が先週末にイランの元皇太子でアメリカに亡命しているパーレビ氏と秘密裏に会談していたと報じました。パーレビ氏はSNSなどでイラン国民に反政府デモへの参加を呼びかけていて、会談ではデモの状況について話し合ったということです。