(ブルームバーグ):2025年10月の米新築住宅販売は、前月比でほぼ変わらず。23年以来の高水準付近を維持した。建設業者は慎重な購入希望者を呼び込もうと、値下げや販売奨励策を用意した。
政府機関閉鎖の影響で公表が遅れていた今回の統計には、9月分の速報値も含まれている。
販売は安定したペースを維持したものの、昨年初めと比べてなお高水準にある住宅の供給過剰を大きく改善するには至らなかった。新築住宅の在庫は10月に前月比変わらずの48万8000戸で、2007年以来の高水準に近い。
米住宅市場は今年徐々に回復していくと、エコノミストはみている。住宅ローン金利のさらなる低下を待ちつつ、建設業者が販売奨励策で買い手の呼び込みを続けていることが背景にある。
借り入れコストは多くの米国民にとって依然として重荷となっているものの、ここ数カ月にやや低下している。住宅ローン金利は昨年5月に7%に接近していたが、今年初めには6.25%と約1年ぶりの低水準を付けた。
新築住宅価格の中央値は10月に前年同月比8%下げて、39万2300ドル(約6100万円)。前年比での下げ幅としては24年8月以来の大きさとなった。
地域別に見ると、10月の販売は全米4地域中3地域で減少。特に西部で36%超の大幅減少となり、2022年以来の水準に落ち込んだ。太平洋沿岸は10月に豪雨に見舞われた。
一方、最大の住宅建設地域である南部では16.9%増加し、年率51万3000戸と21年3月以来の高い水準を記録した。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、スチュアート・ポール氏は「膨らんだ在庫は短期的に価格を抑制する可能性が高い。借り入れコストの低下や政策面の追い風を背景に、販売数量は今後1年に改善すると見込んでいる」と述べた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Sales of New US Homes Hold Close to Fastest Pace Since 2023 (2)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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