(ブルームバーグ):主要7カ国(G7)の財務相らは12日、ワシントンで会合を開き、「重要鉱物のサプライチェーンにおける脆弱(ぜいじゃく)性に対処する」ための今後の道筋について協議した。米財務省が声明で明らかにした。
ベッセント米財務長官はXへの投稿で、「各国がデカップリング(分断)ではなく、慎重なデリスキング(リスク低減)を追求し、断固とした行動の必要性を十分に理解すると楽観している」とコメントした。
ベッセント氏は会合で、重要鉱物のサプライチェーンは「高度に集中し、混乱や操作の影響を受けやすい」と指摘。財務省によると、同氏は「断固とした行動と永続的な解決策に向けて、互いに学び合い迅速に協力する姿勢を示した」として、出席者に謝意を表したという。
今回の会合には欧州連合(EU)、オーストラリア、韓国、インド、メキシコの当局者も参加した。
重要鉱物やいわゆるレアアース(希土類)元素は世界各国で産出されるが、加工の多くは中国で行われている。その結果、中国は米国との通商協議や、他国との地政学的問題を巡る交渉において影響力を持つようになった。
イタリアのジョルジェッティ経済財務相は声明で、「西側諸国がほぼ全面的に依存している重要原材料の面で強靱(きょうじん)化を図る具体的かつ前向きな一歩だ」と評価。「供給制限の可能性に直面する中、国家安全保障の問題だ」として、「重要原材料の国内需要を管理し、代替供給網を構築することが重要だ」と強調した。
今年のG7議長国であるフランスは任期中に重要鉱物とサプライチェーンの安全保障を最優先課題とすることを約束したと、ドイツのクリンクバイル財務相が会合後に記者団に語った。
同氏は会合後、「米国がこの問題にこれほど強い圧力をかけているのは正しいと思う」と述べた。ただ、「多くの問題が未解決のままで、今後数週間のうちに明確にする必要がある」との認識も示した。
原題:G-7 Nations Discuss Path to Counter China Rare Earths Dominance(抜粋)
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