(ブルームバーグ):ロシアと関係のある石油タンカーが黒海でドローン攻撃を受けたと、トルコのメディアが報じた。
NTVによると、パラオ船籍の「エルバス」は、トルコ沿岸から約30マイル(約48.2キロメートル)の沖を航行中に攻撃を受けた。同船は救難信号を発し、沿岸警備隊が現場海域に派遣されたという。
ブルームバーグは8日、ウクライナ当局者にこの件について問い合わせたがコメントは得られなかった。業界の海事データベースには、同船舶の所有者に連絡する手段は掲載されていない。
黒海ではロシアと関連ある石油タンカーへの攻撃が相次いでいる。ウクライナは、ロシアによる侵攻終結に向けた取り組みを続ける中でも、12月には船舶を含めたロシアのエネルギーインフラに対する攻撃を大幅に強化した。
一部の船舶は、トルコ沿岸に近い航路を選んで黒海を横断していた。ドローン攻撃の標的となるリスクを下げる狙いがあったとみられる。エルバスもそうした航路を航行していた。
ブルームバーグがまとめた船舶追跡データによると、エルバスは7日に黒海を東に向かって進んでいた後、進路を変更した。現在はトルコ沿岸に近い海域で停泊しているとみられ、航行状態は「操船不能」と表示されている。
海事情報会社ケプラーのデータによれば、同船は昨年2月以降、ロシア貨物のみを輸送している。
原題:Russia-Linked Oil Tanker Attacked in the Black Sea, NTV Says
(抜粋)
--取材協力:Julian Lee、Taylan Bilgic.
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