(ブルームバーグ):米フィラデルフィア連銀のポールソン総裁は3日、年内に小幅な追加利下げが適切となる可能性があるとの見方を示した。ただし、その実現は経済見通しが良好であることが条件だとしている。
同総裁は米国経済学会(AEA)の年次総会で、「インフレが鈍化し、労働市場は安定し、今年の成長率は2%前後になるとみている」と述べ、「全てそうなれば、年内にフェデラルファンド(FF)金利のさらなる小幅な調整が適切になる公算が大きい」と指摘した。発言内容は事前に用意された講演原稿に基づいている。
ポールソン総裁によれば、労働市場へのリスクは依然として高く、トランプ政権による移民取り締まり強化で生じる労働供給の減少を、労働需要の減速が上回っているという。
一方で、失業保険の新規申請件数は安定してきているようだとも説明。「労働市場は明らかにたるみが見られるが、崩壊しているわけではない」と語った。
ポールソン総裁はまた、最近の利下げにもかかわらず、現在の金融政策は「やや景気抑制的」で、これがインフレに下押し圧力を加える一助になっているとし、「過去と現在の金融政策の引き締め度合いの組み合わせが、インフレを連邦準備制度の目標である2%まで完全に押し下げる助けになる」と話した。
同総裁は、関税が財(モノ)の価格に与える影響により、2026年前半はインフレが高止まりする可能性があると認めたが、年後半には2%と整合的な水準まで財のインフレが再び鈍化すると見込んでいる。
原題:Fed’s Paulson Says Additional Rate Cuts Possible Later This Year(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.