ロシアの首都モスクワで爆発があり、ロシア軍の中将が死亡しました。
ロシア通信などによりますと、モスクワで22日朝、車の下に仕掛けられた爆発物が爆発しました。これにより、ロシア軍参謀本部のファニル・サルワロフ中将が死亡したということです。
ロシア連邦捜査委員会は、爆発物をつかった殺害事件とみて調べを進めていて、ウクライナの諜報機関が関与した可能性があるとしています。
サルワロフ氏はロシア南部のチェチェンやシリアでの軍事作戦にも関わったロシア軍の幹部で、2016年以降、軍の作戦訓練部門を統括していたということです。
ロシアでは2022年のウクライナ侵攻以降、軍の幹部らが暗殺される事件が相次いでいます。
去年12月には電動スクーターが爆発し、生物・化学兵器などを扱う部隊の隊長らが死亡したほか、今年4月にもモスクワ郊外で車が爆発し、軍参謀本部の幹部が死亡していて、ウクライナの関与が指摘されていました。
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