中国は、インターネットプラットフォーム事業者が出店者の価格決定を不合理に制限することを禁じる規則を公布した。消費者と出店者の利益を守るのが目的だ。

国家インターネット情報弁公室(CAC)は20日の声明で、複数のプラットフォームで商品を販売したりサービスを提供したりする出店者は、法令に基づき自ら価格を設定できるとした。規則は2026年4月10日に発効し、5年間有効となる。

今回の規則は、中国の巨大な電子商取引経済における価格慣行を標準化し、大手インターネットプラットフォームの市場支配力の抑制を目指す中国政府の最新の動きだ。当局は不公正な競争の抑制や価格の透明性向上のほか、複数のプラットフォームに出店する小規模事業者の保護を目指している。

プラットフォーム事業者は今回の規則で、手数料の引き上げやトラフィックの制限、商品・サービスの削除などの措置により出店者の価格決定に不合理な制限を課すことを禁じられた。

原題:China Tightens Oversight of Internet Platform Pricing Practices(抜粋)

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