(ブルームバーグ):トランプ米大統領の元側近ディナ・パウエル・マコーミック氏が、米メタ・プラットフォームズの取締役を就任からわずか8カ月で退任する。
パウエル・マコーミック氏はトランプ氏の第1次政権で国家安全保障担当の大統領副補佐官を務めた。事情に詳しい関係者によると、同氏はメタの上級経営陣との連携を続けながら顧問的な役割を引き続き担う方向で検討している。その役割は投資や経営戦略に関する助言を中心に、幅広い内容になる見通しだ。もっとも、メタは同氏の取締役ポストに後任を置く予定はないという。
規制当局への提出書類によると、取締役としての最終日は19日だった。

メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はここ数年、取締役会の刷新を進めており、過去1年に5人を新たに起用した。パウエル・マコーミック氏のほか、オンライン決済サービス会社ストライプを率いるパトリック・コリソン氏、格闘技団体アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)のCEOでトランプ氏の盟友でもあるダナ・ホワイト氏を迎え入れた。
メタの広報担当者はブルームバーグの取材に対し、同社の米証券取引委員会(SEC)への提出書類を参照するよう述べた。パウエル・マコーミック氏の夫は共和党のマコーミック上院議員。
原題:Meta Board Member Powell McCormick Resigns After Eight Months(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2025 Bloomberg L.P.