(ブルームバーグ):米オープンAIは、人工知能(AI)を巡る競争で首位の座を守ろうと取り組む中、今年に入り有料製品の利益率を改善させている。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが報じた。
報道によると、オープンAIは「コンピュート・マージン」と呼ばれる社内の収益性指標を改善した。これは、法人および個人向けの有料製品について、モデルを稼働させるコストを差し引いた後に残る売上高の割合を示す。同社のコンピュート・マージンは10月時点で70%に達し、2024年末時点の52%から上昇し、24年1月時点の水準の2倍になったという。
オープンAIの広報担当者は、同社はこうした数値を公表していないとした上で、これ以上のコメントは控えた。
AIブームの火付け役となった同社だが、まだ利益を生み出せていない。業界全体でバブルへの懸念がくすぶる中、同社は多額の開発費と野心的なインフラ計画の資金を手当てするため、収益化の道を模索している。
原題:OpenAI Sees Better Margins on Business Sales, Report Says (1)(抜粋)
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