セブン&アイ・ホールディングスは20日、北米コンビニエンスストア事業を運営するセブンーイレブン・インク(SEI)のジョセフ・デピント最高経営責任者(CEO)が12月31日付で退任すると発表した。

発表資料によると、後任が選任されるまでは、SEIのスタンリー・レイノルズ社長とダグラス・ローゼンクランズ・エグゼクティブバイスプレジデント兼最高執行責任者(COO)が暫定共同CEOを務める。

デピント氏は20年以上CEOを務め、スピードウェイの買収などを通じて事業の拡大を指揮してきた。報酬として2024年2月期に77億円、25年2月期に43億5000万円を受け取っていた。

セブン&アイはSEIの新規株式公開(IPO)を計画しており、調達資金は自社株買いの原資や米国での買収、成長投資などに充てることを想定している。国内コンビニ事業は伸び悩んでおり、セブン&アイは10月、26年2月期の営業利益予想を従来の4240億円から4040億円に引き下げた。

同社株は7月半ばにカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールが買収提案を撤回したことを受けて急落。年初来では11%安と東証株価指数(TOPIX)の22%高を下回る。

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