(ブルームバーグ):株高や円安の進行を背景に家計の金融資産残高が過去最高を更新し続けている。少額投資非課税制度(新NISA)の普及もあり、残高に占める現金・預金の割合が18年ぶりに50%を割り込んだ。
日本銀行が17日に発表した7-9月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は9月末時点で2286兆円と前年比で4.9%増加した。過去最高を更新するのは2四半期連続となる。
日銀によると、株高と円安に加えて新型NISAの普及を受け、株式と投資信託を中心に残高が増加した。投資信託は21.1%増の153兆円、株式などは19.3%増の317兆円で、いずれも過去最高を更新した。
一方、これまで家計の金融資産の過半を占めていた現金・預金は1122兆円と0.5%増加したものの、残高に占める構成比は6月末の50.3%から49.1%に低下した。50%を割り込むのは2007年9月末以来。貯蓄から投資へのシフトが進む中で、個人の資産形成にも変化が現れていると言えそうだ。
国債の保有者の内訳は、日銀が524兆円と全体の44.2%を占め、引き続き最大の保有主体。もっとも、国債買い入れの減額を進める中で、残高は8.4%減少した。海外の保有は同4.1%増の145兆円。保有比率は12.3%となった。


(2段落目の過去最高更新の対象期間を2四半期連続に訂正します)
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