アメリカの北朝鮮分析サイトは、新型コロナの影響で停止していた鉄道輸送によるロシアと北朝鮮の貿易がおよそ3年ぶりに再開したと明らかにしました。

北朝鮮分析サイト「38ノース」は、先月下旬から今月上旬にかけて北朝鮮・豆満江駅の様子を捉えた衛星画像を公開し、ロシアと北朝鮮の貿易が再開していると分析しています。画像に基づき、ロシアからの貨物が北朝鮮の車両基地に山積みにされていることを指摘し、ロシアからの貨物は少なくとも2回以上北朝鮮に届いたとしています。

北朝鮮はコロナ対策として2020年2月に国境を封鎖していて、ロシアとの貿易も途絶えていました。

およそ3年ぶりとなるロシアと北朝鮮の貿易再開について「38ノース」は、「豆満江の貨物取扱エリアが拡大されており、北朝鮮がコロナ前と比較して貨物量の増加を見込んでいることもうかがえる。今後、より重要なパートナーになる可能性がある」と分析しました。