前大統領の支持者らによる抗議デモが激化している南米ペルーで14日、全土を対象に緊急事態が宣言されました。また、空港閉鎖などの影響で日本人観光客が足止めされています。

ロイター通信などによりますと、ペルーでは先週、罷免された直後に憲法秩序を乱したとして拘束されたカスティジョ前大統領の支持者らによる抗議デモが激化。これまでに7人が死亡したほか、公共交通機関が一部運休するなどの影響が出ています。

こうした事態を受け、14日、ペルー全土を対象に30日間の緊急事態が宣言されました。また、ペルーの日本大使館によりますと、空港閉鎖などの影響で日本人観光客およそ20人が南部クスコを中心に足止めされているということです。