トランプ米大統領の息子エリック・トランプ氏が共同で創業したビットコイン採掘企業アメリカン・ビットコインの株価が2日、急落した。同社の制限株が売買可能になったことが意識された。

売りは急速に広がった。ロックアップ解除後に売買が何回も停止し、株価は30分弱で半値以下に下落した。その後、下げ幅を縮小し、終値は前日比39%安の2.19ドルとなった。

エリック氏のX(旧ツイッター)への投稿によると、同社がグリフォン・デジタル・マイニングと合併する前に実施した私募の株式が、この日から売買可能になった。

アメリカン・ビットコインのマット・プルサック社長は声明で、「株式が市場に出回り、一部の投資家が利益確定に動く中で、短期的なボラティリティーが生じると想定している」と述べた。

暗号資産関連銘柄では、ロックアップ終了や私募での資金調達計画の開示を受けて大幅安となるケースが多い。個人投資家は、初期投資家が利益確定の機会をうかがうのではないかと警戒し、それを売りシグナルとして受け止めやすい。これら企業の株主構成は個人投資家が中心だ。

今回の急落は、アメリカン・ビットコインの株価が9月の高値から既に60%強下落していた中で起きた。ビットコインも10月上旬の高値から25%超下げるなど、デジタル資産市場全体が軟調だ。マクロ経済環境もリスク資産の重荷となっており、投資家心理は悪化している。

原題:Crypto Firm Tied to Trumps Sees Shares Sink as Lockup Ends (1)(抜粋)

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