ローソンが“伝統の食文化”恵方巻きにアメリカ産のコメを使用。外国産米の活用が広がる中、日本のコメもついに値下がりの兆しが出てきました。
きょう、撮影が特別に許可されたのは、ローソンのテストキッチンです。
ローソン アマラサナ チングウンさん
「こちらは来年2月に販売する恵方巻きの一部商品です」
ずらっと並べられた彩豊かな太巻き。見た目は何の変哲もありませんが、ただの恵方巻きではありません。
ローソン アマラサナ チングウンさん
「なんと、カルローズ米を使用『カルローズ・ハッピー巻』を展開する」
アメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米を10%ブレンドした恵方巻きです。恵方巻きに外国産米を使うのは今回が初めてです。来週からアプリでの予約限定でスタートし、1都3県で販売します。
記者
「一足先に南南東を向いて、いただきます。粒立ちを食感で感じられるような歯ごたえのあるお米になっています」
価格は430円。定番品で最安値だったサラダ巻きより、60円安く設定できました。
ローソン アマラサナ チングウンさん
「中の具材も全体的に見直すことで、工夫をしながら大切な日をお手頃な価格でも楽しめるように」
活用が広がり始めた「外国産米」。今年の民間企業による輸入は、去年の130倍を超えています。一方で、国産米の価格にも変化の兆しが出ています。
このスーパーでは、千葉や茨城の新米は5キロあたり4800円台。さらに、新潟のブランド米は5500円超えですが…。先月、問屋からは“値下げ”の提案があったといいます。
スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「問屋さんもたくさん売りたい、このままだと余っちゃうというところで、値下げの話が進められるようになった」
ただ、値下げ幅は仕入れ価格で、5キロあたりで数十円から100円程度。店頭価格を下げられるほどではないといいます。
では、店頭の価格はいつ、どのくらい下がるのでしょうか?専門家は「年内は様子見が続く」と指摘したうえで…
宮城大学 大泉一貫 名誉教授
「年を越したら新米じゃなくなるので、ちょっと価値が下がる。5キロ100円や200円下がってくる可能性はある」
価格が3000円台になるのは、来年の作付けが見えてくる春頃ではないかと話します。
宮城大学 大泉一貫 名誉教授
「早ければ2月、3月ぐらいから価格が下がってくる。3700円や3980円とか、その辺の値段のお米が出てくる。ただ、銘柄米は相変わらず高いまま推移するのではないか」
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