(ブルームバーグ):米国のウィトコフ特使がロシアの首都モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談する。プーチン氏は和平協議に先立ち、ウクライナ東部の要衝制圧を主張した。
プーチン氏は1日遅くに投稿したビデオ声明で、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクを制圧したと述べた。ウクライナ側はこの主張についてこれまでコメントしていないが、事実であればロシアにとって約2年ぶりの大きな戦果となる。
ウィトコフ氏は2日、米国とウクライナの当局者がフロリダ州で行った交渉を踏まえ、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた最新の提案についてプーチン氏と協議する予定だ。
欧州には、最新案がウクライナに不利な譲歩を強いることでロシアの侵略を追認しかねないとの懸念が高まっている。こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は1日にパリでマクロン仏大統領と会談した際、最新案について「以前より良くなっている」と評価した。
原題:US Envoy Heads to Russia as Putin Claims Key Ukrainian City Fell(抜粋)
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