アメリカがウクライナに対して地対空ミサイルシステム「パトリオット」を近く供与する見通しだとアメリカメディアが報じました。
CNNテレビは13日、バイデン政権高官らの話として、ウクライナに地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与する計画をアメリカ政府が承認する見通しだと報じました。早ければ今週中にも決定するとしています。
パトリオットは高性能レーダーで飛来するミサイルや飛行機を捉え、長距離ミサイルで迎撃するシステムで、供与されればウクライナに送られた中でもっとも有効な防空システムとなります。計画が承認されれば数日中に発送され、ドイツにあるアメリカ軍の基地でウクライナ軍への訓練が行われる見通しだということです。
一方、ウクライナの独立系世論調査機関は、先月下旬に実施した調査を発表。「いつまで戦争を続けるべきか」との問いについて、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島や、東部ドネツク州、ルハンシク州の占領された地域を含め全土を奪還するまでと答えた人が85%にのぼりました。また、ウクライナへの攻撃を抑止する手段については、「NATO=北大西洋条約機構への加盟」と答えた人が最も多く、61%にのぼりました。

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