仏高級品メーカー大手ケリングは、傘下ブランド「グッチ」の新たな最高財務責任者(CFO)に自動車大手ルノーの元幹部ジャンルカ・デ・フィッシ氏を起用した。

グッチの担当者は電子メールで、デ・フィッシ氏は12月1日付でCFOに就任し、フランチェスカ・ベレッティーニ社長兼最高経営責任者(CEO)の直属となると説明した。

ケリングの利益の半分余りを占めるグッチでは、経営不振が続いている。9月にケリングの新CEOに就任した前ルノーCEOのルカ・デメオ氏は経営再建を図っており、今回の人事はその取り組みの一環だ。

デ・フィッシ氏は10月まで、ルノーのモビリティー事業「モビライズ」のCEOを務めていた。

グッチの前CFO兼データ・業務責任者アルベルト・バレンテ氏は9月に退任。リンクトインのプロフィルによると、同ブランドで約17年間勤務していた。

ケリングは最近、ルノーの合併・買収(M&A)兼投資家向け広報(IR)部門の副社長を務めていたフィリピーヌ・ド・ショーネン氏をIR部門統括責任者に起用した。

原題:Gucci Names Former Renault Executive De Ficchy as New CFO (1)(抜粋)

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