(ブルームバーグ):パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任選びで、米資産運用会社ブラックロックでグローバル債券の最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏の勢いが増していると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によれば、トランプ大統領は、FRBトップに自分と親しい人物を充てることに議会が反発しないか思案しており、リーダー氏は、議会に比較的承認されやすいと考えられる。トランプ氏とリーダー氏との15日の面談は順調に進んだという。
関係者によると、次期FRB議長候補は、リーダー氏とハセット国家経済会議(NEC)委員長、ウォラーFRB理事、ウォーシュ元FRB理事の4人に絞られた。トランプ氏が16日、今の役職にあるハセット氏を失いたくないと話すまで、同氏が最有力候補と見なされていた。その言葉が内部の協議の変化を示すものか、不用意な発言に過ぎないかは不明だ。
FRB本部の改修工事に関する議会証言を巡り、パウエル議長が司法省から召喚状を受け取ったことで、議会に反発が広がった。
上院銀行委員会メンバー、共和党のトム・ティリス氏を含む主要な上院議員らは、トランプ氏が指名するFRB議長候補には、より厳しい審査が行われるだろうと警告。ティリス議員は、その問題が解決するまで、いかなるFRB人事の承認にも反対する構えだ。
5月に任期が満了するパウエル議長は、刑事捜査について、利下げが十分迅速に行われなかったことへの報復の口実だと主張している。
リーダー氏は、米連邦準備制度の独立性が「極めて重要」との認識を示す一方、より「革新的な」バランスシートの活用が可能という点で、ベッセント財務長官と同じ考えを持つ。
選考プロセスについて尋ねられたトランプ大統領は16日、頭の中には決まった候補がいると思うと述べたが、名前は明かさなかった。
ホワイトハウスのレビット大統領報道官は17日の声明で、「トランプ大統領がFRB議長に誰を選ぶかは、本人にしか分からない。大統領は最近述べた通り、自らの最終決定を間もなく発表する」とコメントした。ブラックロックの広報担当者は、リーダー氏の状況に関するコメントを控えた。
原題:BlackRock’s Rick Rieder Bid for Fed Chair Is Gaining Traction(抜粋)
(リーダー氏の考え方などの情報を追加して更新します)
--取材協力:Nancy Cook、Silla Brush.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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