(ブルームバーグ):カナダへの外国直接投資(FDI)は7-9月(第3四半期)に1年半ぶりの低水準となった。
カナダ統計局の27日の発表によると、7-9月期の同国へのFDI(純流入額)は182億カナダドル(約2兆円)にとどまった。4-6月(第2四半期)の219億カナダドルを下回り、2024年1-3月(第1四半期)以来の弱い数字となった。
それでも基調はなお高水準にあり、直近4四半期の累計は966億カナダドルと、過去10年平均の619億カナダドルを大きく上回っている。
一方、7-9月期のカナダによるFDIは251億カナダドルと、2四半期連続でカナダへのFDIを上回った。

カナダの政策当局者は企業設備投資の低迷を懸念しており、カナダ銀行(中央銀行)は投資不足が生産性の低さの主因だと指摘している。
今月発表した予算で、カーニー首相は今後5年間で総額5000億カナダドル規模の投資を支援する政策を導入したほか、機械設備や各種技術に投資する企業への税優遇措置を盛り込んだ。
原題:China Halts Some Brazil Soybean Imports Over Contamination (1)(抜粋)
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