(ブルームバーグ):27日の欧州債券市場は、前日発表された英国予算案で財政引き締め策が先送りされた影響を、投資家やトレーダーが見極めようとする中、5営業日続いていた英国債の上昇が止まった。
ドイツ債は中長期債を中心に小幅に下落した。28日に発表される11月の消費者物価指数(CPI)は上昇すると予想されている。フランス、スペイン、イタリアのCPIも同日に発表予定だ。
欧州株は小幅に上昇し、ストックス欧州600指数は0.1%上昇し取引を終えた。今月は月次ベースで小幅高となる見通しだ。
中国のスポーツウエアメーカー、安踏体育用品がドイツのプーマの買収を検討しているとブルームバーグが報じたことを受け、プーマ株は過去20年以上で最大の19%高となった。
部門別では、金融サービスと自動車が好調だった一方、テクノロジーとヘルスケアが最も大きく下落した。米国市場が感謝祭休暇で休場のため、ストックス欧州600指数銘柄の取引量は、30日平均を大幅に下回った。
11月27日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Gilts Snap Five-Day Rally, Bunds Turn to CPI: End-of-Day Curves、European Stocks Head for Muted Finish to November; Puma Rallies(抜粋)
--取材協力:Michael Msika、Levin Stamm.
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