(ブルームバーグ):米国は来年の20カ国・地域(G20)会議で議長国を務めるに当たり、南アフリカ共和国に対し、会議への参加を認めない方針を通告する可能性がある。南ア政府がそうした動きを予想していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
南ア政府当局者は、近く何らかの発表が行われるとみている。非公開情報を話しているとして匿名を条件に語った。
両国関係はここ数カ月に悪化しており、米国は週末に南アが主催したG20サミットをボイコットした。トランプ政権は首脳会議の開催前、共同声明を採択しないよう正式に警告したが、南アは開幕直後に首脳宣言を採択した。
南ア政府の報道官にコメントを要請したが、これまでのところ返答はない。ホワイトハウスもコメント要請に応じていない。
関係者によれば、米国はG20からの南ア排除に取り組み、トランプ政権により近い中欧の国を新たなメンバーに加えることを模索している可能性もある。
G20メンバー国の変更には全加盟国の合意が必要となる。
原題:South Africa Expects US to Exclude It From G-20 Talks Next Year(抜粋)
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