南アフリカでG20=主要20か国・地域の首脳会議が22日、開幕しました。高市総理の滞在中、中国側との接触は実現するのでしょうか。ヨハネスブルクから中継です。
高市総理の台湾有事に関する答弁をめぐり日中関係が冷え込むなか、G20サミット2日目のきょう23日も、李強首相との接触は見通せない状況が続いています。
きのうはサミットの参加国で集合写真を撮る際に2人が数メートルの位置に並ぶ場面がありましたが、そこで会話が生まれることはありませんでした。
今回のG20サミットには過去最大規模となる70の国や機関が参加していて、政権幹部はきのう、「多くの首脳らが高市総理に挨拶にきて、それだけで時間いっぱいだった」と話します。
きょうも全体会合への出席やインドとの2国間会談など予定が詰まっていて、政府関係者からは「時間がないうえに、中国側が乗り気でない状況での接触は厳しいのでは」といった声も聞こえています。
日本としては今回の滞在中、日中首脳による対話が実現しなくても、引き続き、中国側とはあらゆるレベルで意思疎通を図っていきたい考えです。
G20サミット開幕 高市総理“自由貿易の重要性”訴え、首脳宣言「アメリカ抜き」で冒頭“採択”