(ブルームバーグ):資産家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイは、今年7-9月(第3四半期)にグーグルの親会社、米アルファベットの株式を1790万株取得した。14日の米株市場の時間外取引で、アルファベットの株価は一時1.7%上昇し、281ドルを付けた。
バークシャーが米証券取引委員会(SEC)に14日提出した株式保有報告書「フォーム13F」によれば、同社はアルファベットの発行済み株式の0.31%を保有し、14日終値ベースの市場価値は約49億ドル(約7575億円)。
ネブラスカ州オマハに在住する著名投資家のバフェット氏(95)は、卓越した投資手腕から「オマハの賢人」と呼ばれ、投資先に関する情報が株式・金融市場で大いに注目されてきた。
バークシャーの手元資金の有効な投資先をこれまで選別してきたが、最高経営責任者(CEO)を年末で退任する予定だ。同社の現金保有は7-9月末時点で過去最高の3820億ドルに達した。
アップル株の保有は15%減らしたが、バークシャーの株式ポートフォリオ全体のなお約25%を占める。市場価値は607億ドル。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の株式も3720万株を手放した。
バークシャーは損害保険会社チャブの株式を430万株買い増し、米住宅建設レナーの持ち分を増やす一方、同業のDRホートンは保有を解消した。米医療保険サービス会社ユナイテッドヘルス・グループの株式16億ドル相当も最近取得した。
原題:Buffett’s Berkshire Builds a $4.9 Billion Stake in Alphabet (1)(抜粋)
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