(ブルームバーグ):チェース・コールマン氏が創業したヘッジファンド運営会社タイガー・グローバル・マネジメントは、7-9月(第3四半期)にメタ・プラットフォームズの株式保有を約63%減らした。同社最大の米国株ロングポジションだったが、6番目に後退した。
タイガー・グローバルが14日提出した株式保有報告書「フォーム13F」によれば、同社は第3四半期に約470万株を売却し、9月末現在の保有株数は約280万株。スティーブン・マンデル氏が創業したローン・パイン・キャピタルもメタ株約34万3000株を手放した。
こうした動きは最近の市場動向を先取りしていたかもしれない。メタの株価は6月末以降、11月14日の取引終了までに約18%下落した。同社の今年の設備投資額は最大720億ドル(約11兆1300億円)に達すると見込まれ、巨額支出への投資家の懸念を背景に株価は下げ圧力にされている。
これに対し、コーチュー・マネジメントはメタ株約35万5000株を買い増した。メタは市場価格ベースの保有額2位から1位となった。
フィリップ・ラフォント氏らが共同で創業したコーチューは、AI計算に特化したクラウドサービスを提供するネオクラウド事業者コアウィーブの持ち分の62%を売却した。コーチューの米国株保有1位だったが、9月末時点で約670万株に減り、16位となった。コアウィーブの株価は今年に入り急上昇したが、6月末以降約53%下げている。
原題:Tiger Global Slashes Meta Stake by 63% as Coatue Increases Bet(抜粋)
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