ガソリンなどの暫定税率廃止にむけ、資源エネルギー庁はガソリンと軽油の補助金を段階的に引き上げると正式に発表しました。

資源エネルギー庁は、急激な価格の変化による買い控えや混雑などへの対策として、ガソリンと軽油の補助金を段階的に引き上げ、価格を下げていく予定です。

現在、ガソリン1リットルあたり補助金10円を支給していますが、今月13日には15円に、27日には20円に引き上げ、来月11日に暫定税率と同じ25.1円に引き上げる予定です。

軽油の補助金は、現在の1リットルあたり10円を今月13日に15円に引き上げ、27日には暫定税率と同じ17.1円に増額する予定です。

12月31日には暫定税率が廃止されるため、ガソリンと軽油の補助金も終了する予定です。

財源は、2022年につくられた「燃料油価格激変緩和基金」の残金、およそ8000億円が今回の補助金にあてられるということです。

資源エネルギー庁は、「補助金を引き上げても、それまでの在庫があると、すぐには店頭価格は下がらず、安くなったガソリンや軽油が出回るのには、数日から1週間ぐらいかかるのでは」と予想しています。