ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が首脳会談を行いました。和平計画をめぐる協議で合意には至らず、協議を継続することで一致しました。

首脳会談はアメリカ・フロリダ州のトランプ大統領の私邸で、日本時間の29日午前3時半ごろから行われました。

会談後、トランプ大統領とゼレンスキー大統領は共同で会見し、焦点の和平計画をめぐる協議では合意に至らなかったことを明らかにしました。

トランプ大統領
「多くの点を議論し、私たちはかなり(合意に)近づいていると思う。非常に近いところまで来ているだろう」

トランプ大統領は協議が進展したことを強調した上で、ウクライナとロシアの間で合意すべき事項が「二つほど残っている」と明らかにしました。

また、合意の「期限を設けない」とした上で、ロシアのプーチン大統領とも協議を続ける考えを示しました。

一方、ゼレンスキー大統領は戦闘終結後の「安全の保証」について合意したと主張しましたが、トランプ氏は「合意は95%」としていて食い違う場面もありました。