民泊仲介の米エアビーアンドビーが公表した10-12月(第4四半期)の業績見通しは、市場予想を上回った。最近導入した後払いオプションが米国内の需要を押し上げている。

6日付の株主宛て書簡によると、10-12月期売上高は26億6000万-27億2000万ドル(約4100億-4200億円)の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の26億7000万ドルを上回った。

10-12月期の宿泊・体験予約総数は前年同期比で「1桁台半ば」の伸び率を見込み、市場予想並みとなった。同社は以前、高水準だった2024年との比較は厳しいと警告していた。

書簡では「前年との比較が厳しくなる中で、10月も引き続き強い需要が見られた」とし、8月に米国で導入した後払いオプションの利用が進み、旅行者が早めに予約を入れていると説明。「年内の堅調な見通し」を支えているとした。

エアビーの株価は引け後の時間外取引で一時5.5%上昇。今年はこの日の通常取引終値までに8.3%下落していた。

7-9月(第3四半期)の宿泊・体験予約総数は8.8%増の1億3360万件に達し、市場予想を上回った。北米がけん引し、全体の宿泊予約総数の約3割を占めた。初回予約者は日本で2割強増え、インドでは約5割増加した。

売上高は41億ドル、調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は21億ドルで、いずれも市場予想を超えた。

原題:Airbnb Gives Strong Outlook in Sign US Demand Is Picking Up (3)(抜粋)

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