与党・自民党の党三役としては19年ぶりの台湾訪問です。自民党の萩生田政調会長が蔡英文総統と会談し、中国を念頭に連携を強化する方針で一致しました。
自民党・萩生田政調会長
「台湾は日本にとって自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人です」
自民党の萩生田政調会長は10日、台北の総統府を訪問し、蔡英文総統と会談しました。
台湾・蔡英文総統
「台湾は日本と安全保障などの分野で協力関係を深め、インド太平洋地域の平和と安定を促していきたい」
両者は台湾への軍事的圧力を強める中国を念頭に「力による現状変更は認めない」との立場を確認しました。
会談後、萩生田政調会長は記者団に日本と台湾は「同じ危機感を持っている」と述べたうえで、「お互いができることをしっかりやっていくということを蔡総統との間で確認した」としました。
与党・自民党の党三役が台湾を訪問するのは19年ぶりで、中国側が反発する可能性もあります。

立憲・本庄新政調会長「骨太の政策取り組みたい」当選2回で抜擢の“政策通”