東京株式市場で日経平均株価が急落しています。午前は一時、2400円値下がりし、午後も5万円を挟む展開となっています。

きょうの東京株式市場で日経平均株価は一時2400円を超える大幅な値下がりとなりました。これまで買われていたソフトバンクループなどの値下がりが目立っていて、節目の5万円を大きく割り込んでいます。

背景にあるのはアメリカでのAIブームへの警戒感です。金融大手のトップが、今は過熱感があり、株価が下落する可能性に言及し、前日のニューヨーク市場でハイテク関連株を中心に売られました。

東京市場でも半導体関連株を中心に多くの銘柄に売り注文が集まりました。韓国市場でも代表的な指数が5%ほど下落するなど、株安の流れが海外でも広がっています。

市場関係者も「ここまでの値下がりは想定していなかった。これまでの上昇に対する利益確定売りの動きが強い」と話しています。

午後は下げ幅をやや縮小したものの、5万円を挟んでの値動きとなっています。