(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)、によると、米国を中心に2026年から27年にかけて大型の合併・買収(M&A)に向けた環境は「非常に建設的」な状況にあるという。
ソロモン氏は4日、香港でブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ「大規模なM&A案件が膨大に積み上がっている」と語った。
「CEOたちは、自社の地位を高め、規模を拡大するための行動を取る好機があると信じて、積極的に動ける状況にある」と述べた。
ソロモン氏をはじめ、ウォール街の主要金融機関トップらは現在、香港で開かれている同市の年次金融サミットに出席している。世界の投資家が中国への投資を再び検討し始めていることもあり、香港では取引が活発化している。
ソロモン氏は、中国株のバリュエーション(価値評価)が魅力的になったことで、対中投資への意欲は12カ月前より高まっていると述べた。ただ、依然として慎重な姿勢も残っているという。
同氏は「中国への直接投資は減少しており、貿易や地政学的な状況がどうなるかを理解するまで、以前のような高水準に戻るのは難しいと思う」と述べた。その上で「現時点では、そうした資金の流れが新規株式公開(IPO)市場を好転させている」と語った。
原題:Goldman’s Solomon Sees ‘Tremendous’ Backlog of Large M&A Deals(抜粋)
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