ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。

テーマは「AIバブルがやってきた」です。
OpenAIのサム・アルトマンCEOやMetaのマーク・ザッカーバーグCEOが「バブル」と認める一方、NVIDIAなど一部のテック株にはコロナ禍の“ジャブジャブマネー”が流れ込み、異常な熱狂が続いています 。しかし、ChatGPTは巨額の赤字を垂れ流し、ビジネスモデルは確立されておらず、バブル崩壊の危うい状態が続いています。

今回はゲストに『AIバブルの不都合な真実』の著者でジョージタウン大学客員研究員・クロサカタツヤさんをお迎えし、AIバブル崩壊後の日本人が取るべき戦略について考えます。

・AIバブルの正体と3つの構造的欠陥
・バブル崩壊を加速させる4つのメカニズム
・崩壊後の世界で生き残る企業と敗者の条件
・荒野と化した市場で、GAFAの次の一手
・崩壊後、日本企業が取り残されないために

「AIバブルは必ず崩壊する、その後の行動次第で本当の“負け組”が決まる」。
なぜクロサカ氏は「ITバブルの再来」だと警鐘を鳴らすのか?
その裏には、深刻な「データ枯渇」と「電力危機」というAIの限界があります 。

このままでは、日本は不動産バブルが生んだ「失われた30年」の悪夢を繰り返しかねません。
AIバブル崩壊に備えるために、私たちや日本企業が今できることを一緒に考えていきます。

◆出演◆
▼クロサカ タツヤ
株式会社企代表取締役
ジョージタウン大学客員研究員
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授
1999年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。三菱総合研究所を経て、2008年株式会社企を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、5G、AI、IoT、データエコノミー等の政策立案を支援。2016年から慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。2024年からジョージタウン大学 客員研究員を兼務。
主な著書に『AIバブルの不都合な真実』(日経BP)、『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP)。

▼中川 雅博
TBS CROSS DIG with Bloomberg ビジネスエディター
東洋経済新報社で『週刊東洋経済』『会社四季報』の記者・編集者として、自動車、航空、IT業界などを担当。その後NewsPicks編集部に移り、テクノロジー業界を取材。副編集長としてチームを統括。2025年1月にTBSテレビ入社、TBS CROSS DIGで企業・産業コンテンツを担当。

◆収録日◆
2025年10月9日

◆トークテーマ【AIバブルがやってきた】◆
・AIバブル崩壊後の立ち回り次第で本当の“負け組”になる
・AIバブルの正体と3つの構造的欠陥
・「東大レベルの数学が解けます!」でいいの?期待された性能とのギャップ
・コロナのジャブジャブマネーによる過剰な資金流入
・ジブリ風AIや「Sora」によるクリエイターとの摩擦
・利益に見合わない生成AIのコスト
・AIバブル崩壊加速のメカニズム
・成長の頭打ちとインフラ不足
・政府の規制による外的ショック
・著作権侵害や不祥事
・AIバブル崩壊のシナリオ
・『AI2027』は現実になる?
・日本はどう備えるか
・AppleがAIバブル崩壊後の日本企業生き残りのカギの1つ